インプラント治療(西原町 50代女性)

インプラントを埋入された西原町の患者様

上顎の歯がほとんど機能しない状態で当院にご来院されました。初診時には多くの歯が大きく揺れており、歯型を取ることも難しいほど状態が悪化していました。
本来であれば、抜歯後に入れ歯を使用しながら治療を進める方法が考えられましたが、患者様は治療期間中もできる限り固定式の仮歯で過ごしたいと強く希望されていました。

そこで、まずは特に状態の悪い片側の歯を抜歯し、約半年間は部分的に入れ歯を使用していただきながら、骨造成とインプラントの定着を待つ計画を立てました。インプラントが安定した後は固定式の仮歯へ移行し、反対側の治療を段階的に進めています。最終的には上顎に合計6本程度のインプラントを埋入する予定です。

入れ歯を使用しながら骨造成やインプラントの定着を待つ場合、噛む力によって治療部位が圧迫され、造成した骨やインプラントに負担がかかる可能性があります。そのため、安全性と長期的な安定を優先し、患者様にも「待つ必要がある期間は待つことが大切」とご説明しました。通常であれば約1年で終えられる治療が、固定式の仮歯を維持するため約2年の計画となりましたが、患者様は内容を理解したうえで治療を選択されました。

現在は固定式の仮歯が入り、「入れ歯がないだけでも快適」と喜ばれています。以前は豆腐などの柔らかいものしか食べられず、食事の代わりにお酒を飲むことも多かったそうですが、噛めるようになったことで食事を楽しめるようになり、お酒の量も減ったとのことです。患者様の希望に寄り添いながらも、長く安定して使用できる状態を目指して治療を進めています。

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