インプラント治療(那覇市 50代女性)
インプラントを埋入される那覇市の患者様
数年前に来院された際、ほぼすべての歯が動揺し、ご自身の歯としては機能していない状態でした。
診断の結果、すべての部位で骨造成が必要とされる難易度の高い症例でしたが、12本のインプラント埋入を計画的に行い、各部位には状態に合わせて3種類のインプラントメーカーを使い分けながら治療を進めました。
仮歯を装着した際には、見た目や咬合の回復に大きな満足感を得られたご様子で、そこから約3年間、治療が一時中断されることとなりました。途中、仮歯の破損などで年に1度ほどの来院はありましたが、最終的な補綴治療へと進まないままの状態が続いていました。
そこで当院よりインプラント保証に関するご案内を差し上げ、10年保証の適用には年2回のメンテナンスが必要であることを改めてお伝えしたところ、治療の再開をご決断されました。
最終補綴物を装着した際には、仮歯との明らかな違いに驚かれ、「こんなに噛めるとは思わなかった」と喜ばれていました。ご家族からも「表情が明るくなった」「おしゃれを楽しむようになった」との声があり、治療によって生活の質が大きく向上したことを実感されたとのことです。
仮歯の段階で一旦満足してしまうことは、インプラント治療においてしばしば見られるケースですが、長期的な安定性と真の満足感を得るためには、最終補綴物の装着と定期的なメンテナンスが欠かせません。

